日本人初参加の安保会議から帰宅[2009年09月14日(月)]

getattachment.jpg土曜夜、発表会から帰宅。

今回の発表会は人生でも限られるほど楽しい、自分のためになる大きな経験になった。

初日の金曜日は朝から政治学者と歴史学者が4人、一人ずつ交代で発表していった。友人のネギーンの発表は国際政治における核拡散の戦略に関わる、ゲーム理論を使った面白いものだった。午後は3人の新しい友人が発表。

夜は6時ごろから、ノースカロライナ大キャンパス近くのイタリアン・レストランにて参加者全員で夕食会。同じ立場の発表者や、今年の博士候補の目玉の一人であるポールやネギーンらと楽しい時間を過ごす事ができた。午後9時過ぎ、ホテルに到着。

翌日土曜の正午からは私の発表の出番。ホテルに到着するや否や準備を開始。先日我が学部で行った発表練習で後輩からもらった意見を元にパワーポイントを再構築しながら練習するのに時間がかかり、午前1時半、ようやく就寝。

土曜朝、4時起床。コーヒーを立て続けに3杯飲み、ひたすら発表の準備。30人ほどの観客を想像して、自分の部屋で一人で何度も何度も話し続ける。こんな隠れた猛練習など、ここに書かない限り誰も分からない。

午前9時、発表会の2日目が開始。今回新しく友人になったポールの発表はやはり高度なもので、恐らく今回一番質の高いものだったと思う。正午近く、私の出番が始まる。何度も練習していたのにも関わらず、最初の数分はなぜか緊張し、思っていた通りの口調で話せなかった。更に、予め準備していた結構重要なポイントもミスして話してしまい、少し後悔の残る発表になってしまった。更には、私の討議者の歴史学の教授からは非常に強い口調で研究内容を批判され、後ほど皆と話してみると、発表者7人の中でどうやら私が最も強く批評されたパネリストだったようである。

今回再び学んだことは、どんなに努力を重ね、人一倍頑張っても、その直後に結果が出ない場合があるという事である。私は自分が背負っている幾つかのハンディキャップを最小限に留めようと、他の人ができない努力を続けているが時にはそれがかなわない場合もある。ただ私のまだ短い人生の中で知っている事は、そんな努力も必ず後で返ってくるし、自分で気付かないかも知れないが、周りの人はそんな努力家を密かに評価していたりするものでもある。

同時に実は、幾つかの進歩もあった。私を強く批判した教授には予想以上に上手く対応して質問に答えることができた。私もペンという素晴らしいプログラムの教授陣に質の高い教育とトレーニングを受けている。当然の事である。更に、前回後輩が助けてくれたこともあり、弱点だと思っていた質疑応答(30分間、参加者30人ほどを含む)の時間では予想以上に上手くできた。この博士論文はもう3度ほど公共の場で発表しているので、私が受ける質問にも幾つかのパターンがあるし、私もそれを想定して練習を続けている。これは少しずつだがそのうち、大きな自信に変わるだろう。

今回の発表会では新しい友人ができただけでなく、本当に多くのことを学んだ。実際に研究会やジョブトークに招待されるいわゆる本番では、今回よりももっと上手くやれるだろうという確信が、少しずつだが大きくなってゆくだろう。

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帰りの飛行機で同じだったポールとはいい友人関係が築けそうだ。将来のアメリカでの安全保障の研究の最先端を行くであろう彼と知り合え、そしてネギーンを含む、現在の我々の世代(年)のトップを走る優秀なみんなに一時的とは言え、追いつく事ができて嬉しく思う。

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http://www.pubpol.duke.edu/centers/tiss/programs/reports/nfreportsindex.php

このリストを見てみると、この発表会に参加した日本人の安全保障の研究者の名前は誰一人なかった。何度もここに書いている様に、私は世界に挑戦する日本人研究者の強いサポーターである。自分の名がここに初めて書かれることを誇りに思うのと同時に、これからも毎年のように、邦人が参加できるようになればと思う。
 

Posted at 00:33 | 写真 | この記事のURL | Clip!!

一ヶ月[2007年09月24日(月)]

新しいブログに移転してほぼ一ヶ月が経過。
 

Posted at 07:24 | 事務 | この記事のURL | Clip!!

新しいブログに引越します[2007年08月29日(水)]

今後はここからお願いします。

http://psf.blog.drecom.jp/
 

Posted at 03:41 | 事務 | この記事のURL | Clip!!

学会発表の準備[2007年08月28日(火)]

月曜は寝不足の体を引きずり(前日4時就寝)朝早めに研究所に赴き仕事開始。シカゴでの学会発表が今週末に控えているため、パワーポイントを使ってスライドを用意した。もう過去に似た内容のを数回発表しているため手順はほぼ完璧だが、それでも準備は念入りに。
 

Posted at 01:06 | 博士論文・プロスペクタス | この記事のURL | Clip!!

ブログの意味[2007年08月26日(日)]

基本的にこのブログはその性質ゆえ、快く思わない人間の方が多い。博士論文同様、人に受け付けられない、自分勝手な作業である。それでもある日突然、このブログを読むのを楽しみにしていると言われるほど心にしみる言葉はない。そしてその言葉が、私と利害関係にない方から発せられる場合はなおさらだ。ずっと考えてしまう。こんな時間にも。
 

Posted at 02:37 | 日記 | この記事のURL | Clip!!

今年9月からの予定[2007年08月24日(金)]

img20070824.bmpこの夏客員研究員として3ヶ月過ごした平和安全保障研究所とももうすぐお別れである。来週にはシカゴへ向けて立ち、9月の第一週にはワシントンDC入りし、5年前に勤めたことのある防衛情報センター (CDI, Center for Defense Information) にて今後一年間、CDI-Straus Fellow と呼ばれる客員研究員に就任して博士論文を進めることになる。私のようなミーハー人間にとっては、このフェローという言葉の直前に固有名詞が入る事ほど刺激的な事はない。

先日CDIからメールがあり、私を含む、今秋から研究所に新しく入る研究員の紹介が送られてきた。一度に10人近く入る、最近巨大化している安保系のシンクタンクである。5年前に仲良くなった友人らと再び同僚関係に戻るのも楽しみである。新入り研究員のバイオを読むと、皆凄まじい経歴を持っている。学部を卒業したての人でも世界各国でインターン等を経験している。ただ私はある意味先輩研究員でもある。パイレーツの桑田のような立場である(結果を除く)。出来るだけ早く組織に馴染める様努力をする一方で、将来の安全保障のリーダーと一緒にお互いを高め合いたいと思っている。
 

Posted at 15:50 | 教育・TA・学部 | この記事のURL | Clip!!

日韓関係の会合[2007年08月22日(水)]

火曜日は我が研究所にて日韓関係の会合に出席。前回の日加会合(加はカナダ)と同様、議事録の役割を頼まれるも今回は日本語で作成。ノートは英語で取って後ほど邦訳する。

参加者は約16名。韓国側は7−8名だが全員が日本語を流暢に話し、私はもちろんのこと日本側の参加者の数人よりも上手い韓国人の方を見たのは今回が初めてだ。そんな彼らの意見交換を英語で議事録を取る私もまた場違いな気分がした。また、日本側からは静岡県立大学で朝鮮問題専門家、テレビでもお馴染みの伊豆見元教授が来られ議論を率いていたが、朝鮮問題などに関する彼の知識の量と見識は半端なかった。

会合は5時過ぎに終了。その後、理事長の西原先生とお会いするのは昨日で最後だと思われたため、感謝のご挨拶をさせて頂いた。この方には私の今置かれた現状に並ならぬ理解をして頂き、研究所で厚遇して頂き感謝の念が尽きない。また近い将来別の形で感謝を伝えたい。
 

Posted at 16:55 | 国際関係学のススメ | この記事のURL | Clip!!

アメリカ政治学会への論文を提出[2007年08月20日(月)]

睡眠4時間の体を引きずり今日も仕事に精を出す。この夏、休みも取らず働き続けた甲斐もあり、今日先ほどアメリカ政治学会用の論文を提出した。博士論文と並行して進めており、現時点では最高の出来である。私の発表時間はここ

去年の年次学会では討論者に徹底的に叩かれるという苦い思いもしたが、それもよい経験になったと肯定的に捉えている。今回は質の面で特に向上し、プレゼンテーションの技術も上がった。発表はスライドを使ってのたったの10分間だが、そのために全力を注いで最高の発表にしたい。あと、夏のシカゴはミシガン湖で泳げるようなので、発表が終わり次第夏の休憩を少し入れたい。半日だけだが、少し北に位置しているミルウォーキーにも足を伸ばしたい。

明日は我が研究所で日韓関係の学会があるので、朝っぱらから走りっぱなしの予定。
 

Posted at 14:40 | 博士論文・プロスペクタス | この記事のURL | Clip!!

大学の同僚3人で[2007年08月19日(日)]

土曜はペンの同僚で今夏東京で研究調査をしている韓国人のジューとタイ人のグレースの3人で東京で夕食会。前日東京に到着したばかりで日本語も読めないグレースのオリエンテーションも兼ねて私がホストさせて頂いた。六本木で合流、ここ数年で変わり果てた町並みを観賞し歩く。

食事中はもう在京2ヶ月になるジューの日本での苦労話を聞いた。研究のための訪日とはいえ、日本人の友人を作るのに特に苦心したようだ。それらを踏まえグレースに日本での生活に関していくつか提言をした。今後数週間は文化的にも言語的にも苦労する事になるが、いずれは良い経験になろう。部分的とはいえそれらを共有できる同僚がいて幸せである。帰り際、六本木では珍しい格安ラーメン屋を見つけ、苦学生らしく290円のを一杯注文した。最初の食事では焼き鳥一本を何と3人で分けて食べるほどの節食だったので、腹が減っていたのである。悲しい
 

Posted at 17:41 | 教育・TA・学部 | この記事のURL | Clip!!

帝国ホテルへ[2007年08月18日(土)]

002674_2.gif今週はお盆休みで家族が揃ったので、休みを利用して私の研究所に案内した。短時間だったが、この夏私を迎えてくれたこの研究所を見せる事ができたのは良かった。研究所の方々も暖かく接してくれた。私をここまで厚遇してくれる研究所は世界でも数少なかろう。

その日、いつものように弁当を持って来ていたのだが、お昼に理事長の西原先生に誘われたため同僚の方とご一緒に。美味しい鶏料理を堪能したが、母手作りの弁当も当然捨てられず美味しく頂く。パンパンに膨れたお腹に追い討ちをかける様に研究所の方にヨウカンを勧められ、貧乏性の私は当然断れず。そして夕方に家族が仕事場に到着。そう、この日は皆でバイキングへ行く約束だったのだ。

弟の車で目的地は帝国ホテルへ。17階の SAL に案内される。昼食を大量に取りおやつまで食べてしまった私は空腹までは遠い状態だったが、それでも皇居方面の絶景を楽しみ、珍しい家族の団欒をバイキングで楽しみ、食事も堪能した。エスカルゴは特に良かった。家族全員揃う事は少なくなってきたがこうやって同じ時間を共有できる機会は大切にしたい。
 

Posted at 01:44 | 日記 | この記事のURL | Clip!!

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